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確定給付企業年金とは

2002年(平成14年)施行された確定給付企業年金法に基づいて設けられた企業年金の一種です。

確定拠出年金とは違い、将来受け取る年金給付額を決めておいて、そこから算出される掛け金を拠出する年金制度です。従来からの制度である厚生年金基金や適格退職年金において、基金の解散や企業の倒産などによって年金資産を確保できないという状況が生じたため、年金受給権保護を目的として設立されました。

この確定給付企業年金には、年金のしくみとして「規約型」と「基金型」があります。

「規約型」は、2012年(平成24)年3月末日に廃止された適格退職年金に代わるものとして、「基金型」は厚生年金基金の代行返上後の受け皿として創設されました。確定給付企業年金法は、厚生労働省の所管で、企業などの積立義務、企業・基金・受託者(生命保険会社、信託銀行、投資顧問など)の責任の明確化、従業員に対する情報開示の統一基準などが定められています。


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